平尾台びより Day.3 「雪の日のお客さん」
平尾台にはいろんなお客さんが来ます。
最近は早朝にやってきて起こしてくれる方がいます。彼女は寝ている間に耳に入ってきます。不躾だなぁと思うかもしれませんが、目覚まし時計やスマホのアラームよりは、心地よい目覚めです。
平尾台は朝の鳥の声がとても綺麗です。とくに、冬は空気が冷たいからか、綺麗な音が響きます。ついその声に釣られて、先日は森に双眼鏡を持って、歩きにいきました。鳥はいるかなぁ。
さくさくさくと雪の中を歩くと、小さな足跡がありました。急に跡がついており、小さな細い棒がてんてんてん。鳥だ。どこにいるのだろう。
見上げると雪は止んでいますが、不規則にパラパラと降ってきました。私が歩くたびに木々が降らしてくれているようです。光に照らされて、まるで白のパールカーテンみたい。その中で彼女たちは鳴いていました。彼ら(彼らでも彼女らでもいいのですが)の声は聞こえるのですが、どこにいるのか目で追うことはできません。絶えず羽ばたいているからです。
雪が積もった森は、いつもより静かでした。鳥たちはその中で楽しそうに羽ばたいています。唯一、雪を帯びないのが彼らですから、今日は見つけやすいです。
声が白い世界にこだまして、まるで物語の中に入り込んだような錯覚に陥ります。昨日の夜に読んだ本が、まだ残っていたみたいです。衣装ダンスの扉をあけると雪景色の異国につながっていた、という物語でした。ナルニア国もこんな世界だったのかなぁ。
さて、物語の世界から戻って、現実を歩きましょう。当たり前ですが、朝から、綺麗なところを散歩しすぎると、仕事になりません(笑)。いつも朝は30分と決めています。休みの日であればいいのでしょうが。ぜひ、みなさんも、綺麗な雪景色を休日に見にきてください〜鳥の声が響いているはずです。ではまた。